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ホーム > 空港情報 > 新・韓国旅行の教え! > 第8回 (前編) : ソウルの博物館巡り
予約ガイド
 

国立民俗博物館、国立光州博物館をはじめとする韓国内の様々な博物館で、35年に渡り、
展示の企画、運営に携わる。現在は文化財庁の文化財委員会 無形文化財・工芸分科委員
長および国宝指定分科・民俗文化財文化委員を務めている。

ソウル市内にある代表的な博物館
photo編:
現在、文化財庁の文化財委員会 国宝指定分科・民俗文化財分科委員などを務めておられますが、具体的にはどのようなお仕事をされているのでしょうか。
パク:
博物館などへ行くと国宝や文化財が展示してありますよね?それらは私たちが委員会のメンバーが審議・決議をして、文化財庁に答申した後、国宝になるのですよ。
編:
大変重要な任務を担っておられるのですね。そのようにして指定された国宝をはじめとする文化財を鑑賞したい場合、ソウル市内ではどの博物館へ行けば、いいでしょうか?
パク:
代表的なところといえば、龍山区にある「国立中央博物館」でしょう。2005年にリニューアルオープンした世界6大博物館に挙げられるアジア最大規模の博物館です。ここには、13.5メートルにも及ぶ国宝86号「敬天寺十層石塔」が展示されているほか、国宝83号「金銅半跏思惟像」や国宝95号「青磁七宝透刻香炉」など、韓国が誇る実に様々な文化財が展示されています。
編:
アジア最大規模とはすごいですね。貴重な展示物が勢ぞろいしているとのことですが、日本語説明はなされていますか?
パク:
常設展示が行われている東館(本館)は、考古館、歴史館、美術館Ⅰ・Ⅱ、寄贈館、アジア館の6テーマに展示内容が分かれているのですが、日本語をはじめ、英語、中国語での説明が簡単に記載されています。詳しい説明が必要の方は、有料ですが日本語の自動音声案内機も館内に準備されています。
編:
じっくり時間をかけて鑑賞したい人は音声案内を活用するといいですね。 さて、中央博物館の他にソウルを代表する博物館といえば、どこがありますか?
パク:
景福宮内に位置する「国立民俗博物館」と「国立古宮博物館」ですね。 国立民俗博物館では先史時代から朝鮮時代までの生活様式や伝統文化を時代別に詳しく展示しています。当時使用されていた生活用具など様々な展示物があるほか、昔の住居やキムチ作りをしている風景などがジオラマで再現されているので、ご家族連れの方はお子さんも楽しめる博物館だと思います。 また、旧国立中央博物館の建物を利用してオープンした「国立古宮博物館」は朝鮮王朝の王室で使用されていた品々や関連資料が展示された博物館です。王様の実印である「御宝」や屏風「日月五峰図」をはじめ、王室の遺物や関連資料を何と約4万点も所蔵している博物館なのですよ。
編:
「日月五峰図」といえば、ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」で登場していましたね。
パク:
ええ、「日月五峰図」は御座(王様が座る椅子)の後ろに必ず立てられていた屏風ですからね。また、「チャングムの誓い」というと、宮中の調理場である「水刺間(王様の食事を作るところ)」も度々登場していましたね。国立古宮博物館には当時の「水刺間」の扁額も展示されているのですよ。そういう意味ではチャングムファンの方たちにとっては馴染みのある展示物が多いところだと言えるでしょう。
こんなにある!ソウルのオモシロ博物館
photo編:
国立の大きな博物館をご紹介いただきましたが、ソウル市内には他にも様々な博物館 があるそうですね。
パク:
ええ。ソウルにはここ10年ほどの間に驚くほどの数の博物館ができました。特に最近は個人博物館と呼ばれる個人のコレクションを展示した博物館があちこちにオープンしており、文化に関心のある韓国人の中では個人博物館巡りがちょっとしたブームになっているのですよ。
編:
 中でも人気の博物館をご紹介いただけますか?
パク:
韓国の文化人、とくに若い芸術家の間で大変話題になっているのが、2006年に仁寺洞にオープンした「木人博物館」です。朝鮮時代後期に喪輿の装飾や、神堂、お寺などで使われた木彫りの人形が展示されている博物館で、韓国では唯一の木彫博物館になります。木彫り人形というと、少し地味なイメージがあるかもしれませんが、韓国の木彫り人形は実にカラフルなものが多いのですよ。当時の生活風習を学びたい方はもちろんですが、色とりどりの木彫りを鑑賞したいという方も気軽に足を運んでいただければと思います。
編:
 私も一度訪れましたが、博物館内に現代アートの展示スペースもあり、大変面白い博物館でした。他にはどんな博物館がありますか?
パク:
小劇場が集まる街として知られる大学路にはワラジ、カゴをはじめとする様々な藁草用具が展示されている「藁草生活史博物館」があります。かつて藁草といえば、農具や衣服、遊び道具などとして、人々の生活に欠かすことができないものでしたが、今は目にすることが難しくなりました。これらの手作り作品を芸術工芸品と位置づけて継承していこうと建てられた個人博物館です。
このほか、同じく大学路に韓国の昔の鍵や世界の鍵を集めた「鍵博物館」、江南の狎鴎亭には韓国の女性たちが昔使用していた化粧道具ばかりを展示している「コリアナ化粧博物館」などがあります。さらには龍山区に‘指でたたくドラム’や‘巨大サングラス’など、世界の変わったものばかりを展示しているその名も「変わったもの博物館」なんていうのもあるんですよ。「変わったもの博物館」は展示物を手にとって遊ぶことが出来るので、子供からおもちゃ好きの大人まで、色んな世代に大人気を博しています。 個人博物館は国立博物館に比べると小規模ですが、一風変わった珍しいものを展示しているところが多いので、訪ねると楽しいと思いますよ。
旅行情報
「木人博物館」では現代彫刻作家による彫刻作品と朝鮮時代に使用された木彫り人形が2フロアにわたって展示されている。
観覧時間:10時~19時(但し入場は18時半まで)。
休館日:1月1日、旧正月、秋夕
入場料:大人5000W。(但し19歳未満と65歳以上は3000W)
アクセス:ソウル地下鉄3号線「安国」駅6番出口から徒歩3分。
詳細 http://www.mokinmuseum.com(英語・韓国語)
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後半へ続く
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