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ホーム > 空港情報 > 新・韓国旅行の教え! > 第8回 (後編) : ソウルの博物館巡り
予約ガイド
 

国立民俗博物館、国立光州博物館をはじめとする韓国内の様々な博物館で、35年に渡り、
展示の企画、運営に携わる。現在は文化財庁の文化財委員会 無形文化財・工芸分科委員
長および国宝指定分科・民俗文化財文化委員を務めている。

観光ついでに立ち寄よるならこの博物館
photo編:
旅行者に人気の観光地からアクセスしやすい博物館があれば、教えてください。
パク:
仁寺洞から徒歩10分ほどの距離に北村韓屋村があるのはご存知でしょうか?韓国の伝統家屋「韓屋」の保存地区になっているところなのですが、ここに伝統工芸の継承者たちの工房や博物館が多数存在するのです。中でも代表的な博物館といえば、韓尚洙(ハン・サンス)刺繍博物館。重要無形文化財に認定されている韓尚洙刺繍匠の個人博物館です。彼女の刺繍作品をはじめ、長年かけて集めた伝統刺繍コレクションの数々が展示されています。
また、韓国の伝統工芸であるメデゥプ(組み紐)ばかりを展示した「東琳メドゥプ博物館」もこの目と鼻の先にあるんですよ。ここはメデゥプの継承者、シム・ヨンミさんが組み紐で制作したノリゲ(韓服の装飾品)や小物などが鑑賞できるほか、簡単な小物の制作体験もできるようになっています。
編:
鑑賞と同時に体験ができるのは魅力ですね。
パク:
そうですね。見るだけでなく、実際に作ることで韓国伝統工芸をより理解してもらえるのではないかと思います。両施設とも伝統家屋を博物館にしているので、伝統文化に興味のある方はぜひ訪れてみてください。
また、体験をご希望の方には、三成洞のショッピングモールCOEX内にある「プルムウォン キムチ博物館」もおすすめです。様々な種類のキムチや、キムチの作り方を再現した模型などが展示されたキムチ専門の博物館なのですが、何とキムチの試食もできるようになっているのです。食に関心のある方はぜひここでキムチの変遷史を勉強していただいて、ついでに美味しいキムチも味わってください。
編:
キムチといえば、韓国を代表する食べ物ですから、ぜひ足を運んでみたいですね。
ほかに観光地の近くにあるおすすめの博物館はありますか?
パク:
韓方薬のお店が軒をつらねる東大門区の薬令市場内にある「ソウル薬令韓医学博物館」ですね。韓医学に関係のある薬剤やその道具、書物などが展示されているほか、美容にいい韓方薬や成人病治療に効果のある韓方薬などがパネル展示されていて、なかなか面白い博物館です。実は、以前私はここの館長を務めていたことがあるのですよ(笑)。薬令市場には高麗人参や五味子、ナツメなどを求めて多くの日本人観光客が訪れるのですが、博物館があることは意外と知られていないようなので、市場へ買い物に来られた際にはぜひ立ち寄っていただきたいですね。
こんなにある!ソウルのオモシロ博物館
photo編:
ソウル市内にはソウル大学や高麗大学、延世大学をはじめ、大きな大学がたくさんあり、学内に博物館を構えているところも多いそうですね。
パク:
ええ、立派な博物館を構えている大学が多いわりには、観光客にはあまり知られていないので、大学博物館は穴場スポットかもしれません。中でも「梨花女子大学博物館」は国宝「白磁鉄画葡萄文壺」をはじめ、様々な文化財が常設展示されているほか、企画展示室や服飾に特化した展示室などもあり、おすすめです。また、同じく女子大でいえば、2004年に新しくオープンした淑明女子大学鄭英陽刺繍博物館も服飾刺繍や生活刺繍など様々な刺繍芸術が一堂に会する珍しい博物館です。韓国の刺繍が日本でも人気だと聞きますので、興味のある方はぜひ訪れてください。
編:
大学博物館の情報まで仕入れることはなかなかできないので、こうして推薦してくださるととても助かります。 さて、数々の博物館を紹介していただきましたが、面白そうなところが多くて、どこへ行けばいいか迷う方もいると思うので、最後に「韓国に来たらまずこの博物館を!」というイチオシを教えてください。
パク:
難しいことを言いますね(笑)。ご紹介した博物館をすべて訪ねたら、色んな角度から韓国文化が垣間見られて面白いと思うのですが、旅行で来られる方はそういうわけにも行きませんものね(笑)。やはり、最初にご紹介した国立中央博物館か国立民俗博物館へはぜひ行っていただきたいですね。白磁や青磁といった陶器や書、仏像など美術品に興味のある方は中央博物館へ、生活様式や民俗文化に関心のある方は国立民俗博物館を訪れれば、韓国の歴史や文化についてさらに理解を深めていただけると思います。あとは今日ご紹介した中で、興味を持った博物館があれば、観光と上手く組み合わせてぜひ足を運んでみてほしいですね。そして韓国が皆さんにとってまた少し身近なものになればうれしいです。

『韓国のことはプロに聞け!新韓国旅行の教え!!』は、今回をもって最終回とさせていただきます。
長らくのご愛読を、ありがとうございました。


旅行情報
「ソウル薬令韓医学博物館」では500種類余りの韓方薬剤を植物性、動物性、鉱物性に区分して分かりやすく展示しているほか、韓方薬を栽培、収穫して使用するまでを示したジオラマなども展示している。
観覧時間:10時~18時(3月~10月)、10時から17時(11月~2月)
休館日:毎週月曜日、1月1日、旧正月、秋夕
入場料:無料
アクセス:ソウル地下鉄1号線「祭基」駅3番出口から徒歩5分。
★詳細 http://www.ddm.go.kr/family/museum/(韓国語)
★済州島・韓国を楽しむためのポータルサイト →「ニッコリア」 韓国の旅行情報をはじめ、韓国ドラマや芸能情報、韓国料理・レシピに関するコンテンツも充実。ロッテがプロデュースするこのサイトで、韓国の魅力を存分に体感してください。
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