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予約ガイド
 

釜山在住作家。市民参加型インターネット新聞「オーマイニュース」で連載していた釜山紀行を1冊にまとめたフォトエッセイ「映画のように面白い釜山(原題)」(サンジニ出版社)が好評を呼んでいる。

おもしろ文化ストリート
photo編:
釜山市内には、古本屋街や骨董品街など、面白い通りがあるそうですね。
キ:
ええ、私の本の中でも紹介しているのですが、国際市場付近に宝水洞書店通り(ボスドンチェクパンコルモク)という50年以上前から続いている古本屋街が、そして地下鉄2号線「水営」駅付近には望美洞骨董品街(マンミドンコルトンプムコルモク)がそれぞれあります。
宝水洞書店通りは朝鮮戦争時に避難してきたソウルの知識人たちがここで本の売買をしたのがその始まりだと言われています。全盛期には70軒の店が軒を連ね、学生たちがよく本の売り買いをしていたそうです。現在も52軒の古本屋が店をかまえており、様々な種類の古本に出会うことができます。ただ、最近は参考書の古本を扱ったり、新書を一緒に並べている店も多いですね。しかし、この一帯の雰囲気自体は私の学生時代とそう変わりなく、歩いていると本の匂いが漂ってくる独特の場所なので、本好きの方は散策してみると面白いかと思います。また、近年は宝水洞書店通りの活性化を図るため、年に一度、古本祭りが開催されています。
編:
望美洞骨董品街はどんな雰囲気ですか。
キ:
約20年前に1軒、また1軒と骨董品屋が集まりはじめ、現在では十数件のお店が並んでいます。ここは釜山の‘仁寺洞(ソウルにある骨董品街)’といったところでしょうか。もちろん規模はこちらの方が小さいですが、現代風にアレンジされた民族工芸品店が並ぶ仁寺洞と違い、こちらは門構えからして素朴な、いわゆる「骨董品屋」ばかりです。店内には、真鍮の器やハンアリ(マッコリやキムチを保存する甕)などの生活用品から、バンダジ(布団ダンス)やお膳といった家具までが所狭しに並べられています。扱われている商品は白磁や青磁などの高級美術品よりは、かつて庶民たちが使用していた日用生活品がほとんどですが、高級品とはまた違う素朴な美しさを持った骨董品の数々に出会える場所だといえるでしょう。
釜山オススメ3分クルーズ
photo編:
釜山を訪れる日本人観光客におすすめの1日コースがあればご紹介ください。
キ:
やはり釜山といえば、海、そして海産物ですよね。ですから、釜山最大の魚市場である「チャガルチ市場」で、ぜひ新鮮な海の幸を味わっていただきたいですね。また、チャガルチ市場と同じく釜山を代表的する観光地といえば、南浦洞の向かいにある島、「影島(ヨンド)」の突端に立つ「太宗台(テジョンデ)」も有名です。太宗台からは青々とした玄界灘が一望でき、天気のいい日には遠くに対馬も見えることで知られています。釜山に来られたら、この2箇所は必ず訪れてほしいと思うのですが、その際の移動手段として、ぜひ「トントン船」に乗船されることをおすすめします。「トントン船」はチャガルチ市場と影島の間を往復している小さな船で、主に影島住民の通勤、通学手段になっています。
編:
「トントン船」は誰でも乗船できるのですか。
キ:
ええ、運賃900Wで誰でも乗ることができます。片道の所要時間は3分ほどで、日の出から日の入まで運行しています。影島までは橋が架かっているので、タクシーやバスなどでの行き来ももちろん可能ですが、買い物かごを下げたおばさんや制服姿の学生など、普段の釜山人の姿に触れながら「トントン船」でしばしのクルーズ(笑)を楽しむのも、いい観光になるのではないでしょうか。
旅行情報
宝水洞書店通りには現在52軒の書店が軒を連ね、人文書籍をはじめ、美術書や医学書、辞書などさまざまな古本が販売されている。中には朝鮮時代の古書などを扱うお店もあるので、じっくり散策したい。毎年秋には、この一帯で「宝水洞書店通り文化祭り」が開催され、期間中は古本セールやコンサート、美術展覧会などがおこなわれる。宝水洞書店通りへは、地下鉄1号線「チャガルチ」駅下車。
★詳細 http://www.bosubook.com/(韓国語のみ)
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